だいこん畑をさまよっていた
道を歩いてるつもりだったよ
ふらふら脚がワルツワルツ
匙で殴られて我に返るよ
あなたの目玉にうつる金属
ろぼろぼ ハゼマドロイド、ロイド

あのこはいつも

こぼれてく頭のねじを拾っては
つけてくれるよ

燃料の高鳴りを伝えよう

白目と黒目があるから目を合わせられるのだ
ピストル撃つようにおまえに伝えてみるから
せめてまばたきは我慢して

羨ましくても一応けなす
よそ見をしてからまたちょっと見るよ
いいないいな羨ましいないいな

あのこは人だ

きてれつで白い言葉と
血の管持っている

電波などとてもつたわるまい、と。

黒目と黒目が離れて鼓動をゆらがせていた
気づくと見慣れぬお池が足元にできた
なんですかこれはなんですか

砂漠で見かけた猫の群れ(いいねいいね) 拍手喝采の輪の中で(いーね羨ましいねいいね)

夢みた強くて優しいサルにはなれたのかな あのこの悲しい雨粒消せたら良いね せめて全力で脈をうとう
黒目と黒目が唄えば まばたかしやかなるや
ピストル撃つように ぴたりと照準合わせて
せめてまばたきは我慢した